オックスフォードが日本語学習?
「オックスフォードが日本語学習?」と思ったのですが、”Specially designed for English speakers learning Japanese” と記されていて「なるほど」と納得。
この辞書がアッと驚くほど、中年の私にはおもしろい本なのでした。例えて言うと、今まで霧の向こう側でぼんやりしていた英語と、何と日本語までがゆっくりと姿形がはっきりしてくる感じ。
学校の教科書よりはるかに楽しい辞書でした。これは是非、世の英語嫌いと英語好きの方にご紹介したいと思った訳です。
ここではあくまで、おっさんの勝手な思い込みが含まれますので、英語学者や日本語専門家の方は、私の間違いをご指摘ください。
Oxford Basic には3,000の日本語の基本単語を基に構成されているのですが、とりあえず各品詞別に紹介してみましょう。
日本語 英語
名詞 → 名詞
代名詞 → 代名詞・名詞
動詞 → 動詞
形容詞 → 形容詞
副詞 → 副詞・名詞
形容動詞 → 形容詞・副詞
助詞 → 前置詞・副詞
助動詞 → 助動詞・動詞・副詞・接続詞・前置詞
接続詞 → 接続詞・前置詞
感動詞 → 感動詞・副詞・動詞
連体詞 → 代名詞・前置詞・副詞・形容詞
連語 → (文章)
接頭語 → 名詞・形容詞・代名詞等
接尾語 → 名詞 等
★「ええ」の文例
和文: 「この本を貸してください。」「ええ、いいですよ。」
英文: “Please lend me this book. [Please let me use this book for a while]”
“Yes, certainly.”
最初のPlease lend me this book. は直接的口語的表現で、後ろのPlease let me use ~ が文語的表現で日本語の丁寧文に相当します。 Let me use ~は私に使わせて⇒貸して となる。分かり安いよね。さらに、日本語には目的語となる「私に」が省略されているけど、英文では 目的語 me は省略しない。雰囲気で理解されるものは省いちゃうのが日本語という言葉だね。解説文の中に見つけた単語で、「文語」の英語は literary で、literally は「逐語的、直接的」の意味になります。 英語もややこしい!
この辞書がアッと驚くほど、中年の私にはおもしろい本なのでした。例えて言うと、今まで霧の向こう側でぼんやりしていた英語と、何と日本語までがゆっくりと姿形がはっきりしてくる感じ。
学校の教科書よりはるかに楽しい辞書でした。これは是非、世の英語嫌いと英語好きの方にご紹介したいと思った訳です。
ここではあくまで、おっさんの勝手な思い込みが含まれますので、英語学者や日本語専門家の方は、私の間違いをご指摘ください。
Oxford Basic には3,000の日本語の基本単語を基に構成されているのですが、とりあえず各品詞別に紹介してみましょう。
★品詞
3000の日本語がOxford Basic では 14の品詞に分けられています。日本語にあてがわれている英単語の品詞を取り出してみると大体下の表になっていました。今まで日本語の品詞を調べた事がなかったので、これはこれで面白かった。日本語の単語に相当する英単語の品詞が複数あるということは二つの言語が大きく違うことの証かも。日本語 英語
名詞 → 名詞
代名詞 → 代名詞・名詞
動詞 → 動詞
形容詞 → 形容詞
副詞 → 副詞・名詞
形容動詞 → 形容詞・副詞
助詞 → 前置詞・副詞
助動詞 → 助動詞・動詞・副詞・接続詞・前置詞
接続詞 → 接続詞・前置詞
感動詞 → 感動詞・副詞・動詞
連体詞 → 代名詞・前置詞・副詞・形容詞
連語 → (文章)
接頭語 → 名詞・形容詞・代名詞等
接尾語 → 名詞 等
1)感動詞
★「はい」「うん」「いいえ」は英語の”yes” “no”に相当するけど、日本語で「はい」や「いいえ」は感動詞だとは知らなかった。一方、英語のyes, no を調べると、こっちは副詞。同じ意味の単語の区分けが日本語と英語では全く違うのは・・ まぁ、先生方が区分けしちゃたんだから仕方ないか。 また、日本語では「はい」=丁寧、「ええ」=普通 「うん」=くだけた言い方 と3種類もありますが 英語ではYes だけ。日本語はややこしい。 外国の人には難しいだろうね。ちなみに「丁寧な」は 英語で polite (politeness=名詞 politely=副詞)です。★「ええ」の文例
和文: 「この本を貸してください。」「ええ、いいですよ。」
英文: “Please lend me this book. [Please let me use this book for a while]”
“Yes, certainly.”
最初のPlease lend me this book. は直接的口語的表現で、後ろのPlease let me use ~ が文語的表現で日本語の丁寧文に相当します。 Let me use ~は私に使わせて⇒貸して となる。分かり安いよね。さらに、日本語には目的語となる「私に」が省略されているけど、英文では 目的語 me は省略しない。雰囲気で理解されるものは省いちゃうのが日本語という言葉だね。解説文の中に見つけた単語で、「文語」の英語は literary で、literally は「逐語的、直接的」の意味になります。 英語もややこしい!