英単語は逐語的にその意味を覚えるよりも、大まかなイメージで捉える方がうまくいきます。 ★「充てる」の文例 和文:夜は勉強の時間に充てています。 英文:My evenings are set aside for study. ここの”aside”は「(後のために)取っておいて、しまっておいての意味で使われていて、「夜を勉強の為に特別に取っておく」というわけです。 「お金をすこしづつ貯める」は One puts a little money aside when one can. 「朝一時間ウォーキングをしています。」は I set aside one hour in the morning for walking. と英訳できます。 この”aside”は良く英語の歌詞の中にも現れています。覚えておくといい単語です ★ 「あふれる」の文例 和文:ビールがコップから あふれ てしまいました。 英文:The beer run over the top of the glass. なるほど、ビールをついでいてビールがコップてっぺんを乗り超えたのですから、run overの表現も良くわかりますね。 “run over” は他に 「ざっと目を通す」の使い方もあります。 「私は朝、新聞にざっと目を通します。」 I run over the papers every morning. ★ 「現す」の文例 和文:雲の間から太陽が顔を現しました。 英文:The sun is looking (or looked) out from between the clouds. 英文で2通りの表現が示されています。 1つが現在進行形、もう1つが受動態です。The sun is lookingが和文と全く同意です。受動態 The sun is lookedは「太陽が雲の間から見られました。」とでも日本語に訳せますが、やはり 「雲の間から太陽が顔を現しました。」ですよね。 “look out from” のout は 「飛び出す・ひらめく・爆発する・抜け出す」等のイメージの文章に良く使われます。 come out, go out, get out, take out等重要動詞との組み合わせで様々な場面で使われます。この文例もlo...
2)代名詞 ★「あそこ」の文例に 和文: あそこでテレビを見ている人は誰ですか。 英文: Who is that person watching television over there? 日本語は「あそこで」が文頭に、「誰」が最後に来るけど、英語は全く逆。”Who” が最初で “over there” が最後。最も重要な「誰ですか」が英語は最初に、日本語は最後に来るわけです。 小さい頃、「他人の話は最後まで良く聞きなさい。」とよく言われたけど、当たり前だよね、日本語は結論が最後に来るわけだから。我々の会話や会議が静かに進行していく理由はこの語順によるところが大きい。何せ、発言者の意図は最後の最後に出てくるのだから、聞いてる方はじっくり耳を傾けざるを得ない。 英語や中国語は結論が最初に来る言語だからか、彼らの会議や会話は話し手がまだしゃべっているのに聞き手がもう話し出しちゃうから、大層賑やかというか、ひどく行儀が悪く感じるね。 仕事で華僑と良く会うけど、華僑同士の食事や会議は「こいつら喧嘩してんの?」と思ったことが多くあります。それも仕方ないね、もう相手の言いたい事の90%が文章の前半で分かってしまうので、相手の話が終わらない内に自分の考えを話したくなる訳だ。 楽天が社内公用語を英語にしたって言うけど、先ずは日本語の語順を英語式に変える事から始めると英語がどんな言語か理解できると思うけど、どうでしょう。日本語は語順を変えても通じる言語ですから。(英語は語順を間違えると全く通じない場合が多いから要注意) 例えばこんな具合です。 「(君)持ってきてください、ファイルを、机の上の。」 「(これが)資料です、営業会議用の、午後2時からの」 「(私達は)接待です、若手役人との、経産省の、午後8時から」 「(会社には)必要ありません、社員は、英語が話せない。」 「(お前ら)負けるな、上を行け、アマゾンなんかに!!」 何となく、積極的で無礼で元気よくて、楽天にぴったりです。 photo credit: Orange_Beard via photo pin cc